<始動 長崎県議選> 南島原市区(定数2) 現職以外は動きなく

 4期目を目指す中島浩介、再選を狙う中村一三の自民2人が出馬予定。ほかに目立った動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。
 市西部の加津佐町を地盤とする中島は「農林水産予算の確保や道路網の整備に尽力した」と国や県とのパイプ役をアピール。中村の地元は同じ西部の南有馬町で「旧町議、市議を含め政治経験は26年。県との人脈もでき、地域の発展に貢献できた」と自負する。
 2人とも年末から本格始動の予定。そうめんや農業など基幹産業の振興、高規格道路「島原道路」の整備促進などを公約に掲げ、「コロナ禍で、できなかった市民との対話を積極的に重ねたい」と口をそろえる。
 6月の市長選も“無風”だった。市内の50代男性は「地域課題が山積する中、市民に選択肢が与えられないのはどうか」と首をかしげる。=文中敬称略=

◎立候補予定者

中島 浩介 56 自現(3)
中村 一三 70 自現(1)

 【県議選立候補予定者名簿の見方】並べ方は衆院勢力順(同数の場合は参院の党派勢力順)、現元新、当選回数(丸数字)、五十音-の順。政党の略称は自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、公=公明党、共=共産党、国=国民民主党、社=社民党、無=無所属。所属は公認申請中を含む。


© 株式会社長崎新聞社