【アンベラの使い方】代用品との比較もチェック!

【アンベラの使い方】代用品との比較もチェック!

包あんが楽しくなる!アンベラの魅力

パン作りをしていると、あんこをはじめとしたフィリングの「包あん」の難しさに直面するかと思います。 今回はそんなお悩みを解決できる、アンベラの使い方を詳しく解説。 アンベラを代用した場合の検証結果も必見ですよ! 上手に使いこなして、パン作りをもっと楽しみましょう♪

アンベラとは

アンベラとは、主に包あん時に使用する調理器具。パンのフィリングを包むときはもちろん、餃子や中華まんを作る際にも重宝します。 ステンレス製のものが多く、先端は丸みをおびており、生地を傷つけません。

アンベラの代用として使われることの多いスプーンと比べると、違いは一目瞭然! アンベラはフラットな形状なので、具材が残りにくく、作業効率がぐんと上がります。

アンベラの使い方

あんぱんの包あんを例に、アンベラの使い方を解説します。 ※工程内で使用しているのは「アンベラ 中細(小)」です。

1. パン生地を手のひらでつぶしたら、軽く広げて左手で持ちます。

焼き上がりの断面をチェック!

見た目がきれいで、食欲をそそります。 食べたときも、あんことパン生地がバランスよく口の中に入ってくるので、おいしく感じます。

アンベラは、扱いに慣れるまでは時間がかかりますが、何度か練習すれば、今までよりもぐんと作業効率が上がり、見た目もきれいに仕上がります。 フィリングをもっとたくさん入れた、うす皮パンも作れちゃいますよ♪

アンベラ以外で包あんするとどうなる?

アンベラ以外で包あんを行うと、どうなるでしょう? 道具を使わない方法と、スプーンを使った方法で検証してみました。

道具なし

道具を使わない場合は、まずパン生地を丸く広げ、中心に丸めたあんこ玉を置いて包んでいきます。

道具を使わない成形方法のメリットは、初心者の方でも包あんしやすいところ。 しかし、包めるあんこの量が少なく、焼き上がった後あんこが上に寄ってしまい、パン生地の厚さが均等にならないというデメリットがあります。 また、やわらかいフィリングだと流れてしまいがちなので、包める量がより少なくなってしまいます。

焼き上がりの断面をチェック!

あんこが上に偏り、パン生地とのバランスが悪いですね。底のパン生地が厚く、食べたときの食感もいまいち。

スプーン使用

道具なしよりもあんこの量は多く包めます。しかし持ち手が細く安定性に欠け、作業性が悪いと感じました。

また、スプーンのくぼみにあんこが溜まり、それを取り除かなければならないのが少し面倒…。

焼き上がりの断面をチェック!

道具なしよりは、あんこが多く入っています。しかし、こちらもあんこが上に偏ってしまっていますね。

アンベラを使う際の注意点

アンベラを使用するときに気にかけたいのが、パン生地のかたさ。かたすぎず、やわらかすぎないレシピを選ぶのがポイントです。 パン生地がかたいと成形しにくく、とじ目も甘くなります。そうすると、焼いている間に中身が飛び出てしまいます。 かといって水分量が多すぎると、手にくっついて成形が難しくなります。 程よい水分量に加減してください。

パンだけじゃない!アンベラの使い道

アンベラは、パン作りだけでなく、包あん作業全般に使える便利な道具! 餃子や中華まん、シュウマイなどにも使用できます。 他にも、フラットな形状をいかしてバターのカットや、バターナイフとしても私はよく使用しています。

1本あればぐっとプロっぽい!アンベラを使いこなそう

いつものパン作りをワンランクアップさせるアンベラ。 慣れてしまえば、パン作りにはマストな手放せない存在となります。 幅広い使用用途があるので、1本は持っておきたいアイテムですね♪

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