辺野古ゲート前「座り込み抗議」日数の看板、新たに 3027日目 新基地建設反対の思い刻む

 【名護】名護市のキャンプ・シュワブゲート前で抗議行動を続ける市民らが19日午前、座り込みの日数を示す新たな看板を設置した。金城武政さん(65)が9月から制作してきた木製の看板で、「新基地建設反対 座り込み抗議」などの文言が彫刻刀で彫られている。座り込み日数はこの日で「3027日目」となった。
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 新看板の設置にあたり約30人の市民が筆入れし、「不屈」の文字を黒く塗った。筆を持った島袋文子さん(93)は「看板が古くても新しくても戦争を2度とさせないという考えは同じだ」と話し、新基地建設への抗議を続ける意志を示した。
 看板を巡ってはこのほど、インターネット上で「汚い字だ」などと抗議行動をやゆする発言があった。制作者の金城さんは「皆でつくった看板だ」と胸を張った。
 ゲートでは19日午前9時ごろから、土砂や資材を搬入する約60台のダンプカーが出入りし、市民が?への土砂投入に抗議の声を上げた。
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