「平和のバトン渡したい」広島中等教育学校の生徒が修学旅行生に平和公園をガイド

広島中等教育学校の生徒たちが修学旅行で平和公園を訪れた大阪の小学生を案内しました。

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修学旅行で訪れた大阪府守口市の八雲小学校の児童を案内したのは、広島市立の中高一貫校、広島中等教育学校の4年生です。

八雲小学校の教員がことし8月、修学旅行の下見のときに、生徒たちのボランティアガイドを受けたことがきっかけで、今回依頼がありました。

生徒たちは被爆したときの状況や平和公園内にあるさまざまな慰霊碑の成り立ちなどについて丁寧に説明しました。また、平和の灯にまつわるエピソードをクイズにして紹介するなど、小学生にも分かりやすく伝える工夫もしていました。

大阪府守口市立八雲小学校6年 柳田彩花さん
「とてもイメージが膨らみ、被爆した時の情景が見えるような話し方をしてくださったので、分かりやすかったです」

広島中等教育学校4年 国貞実結さん
「被爆者の方も高齢の人が多いので、私たち高校生が受け継いで、県外の子たちや、広島の子たちに平和のバトンを渡していけたらと思います」

広島中等教育学校では、今後も生徒たちがボランティアガイドをする機会を作っていきたいとしています。

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