優雅な姿自慢 玉サバ耕作放棄地で養殖 清里区

 清里区東戸野の小林洋平さん(43)らが地元の耕作放棄地を活用し育てた金魚「玉サバ」の水揚げが16日行われた。赤や紅白、黒の玉サバが次々と池から水槽に移された。

小林さんが「最も気に入っている」という玉サバ

 小林さんらは6年ほど前から玉サバを養殖している。耕作放棄地を開墾し、湧き水を引き込んで池を作った。中山間地の棚田を利用しているため、サギやイタチによる食害を防ぐのに苦労しているという。
 水揚げされたのは、今年生まれた「当歳」から4歳までの玉サバ。小林さんらは雌と雄を別々に飼い、繁殖をコントロールして良質な金魚を育てているという。

◇22日に即売会
 22日午前8時30分から、板倉区山部の「しみず屋」で即売会を開く。小林さんは「玉サバが優雅に泳ぐ様子をぜひ見に来てほしい」と話している。

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