尾道市因島総合支所がグッドデザイン賞 「ポルノグラフィティ」メッセージも

グッドデザイン賞に選ばれた市因島総合支所

 広島県尾道市因島土生町の市因島総合支所が、日本デザイン振興会の本年度のグッドデザイン賞に選ばれた。海を望む展望デッキや交流拠点となるウッドデッキが評価された。

 海沿いにある支所の敷地は6403平方メートル。庁舎は3階建て延べ2166平方メートルで、2019年度に完成した。2、3階に展望デッキを設け、土日祝日の午前7時~午後7時半も開放している。1階にはステージになる階段状ウッドデッキがあり、芝生広場と一体で音楽などのイベントを開くことができる。審査委員は「自然の美しさを感じることができるスポットを、広く公共に資する形でデザインした」と評価した。

 3階デッキには因島出身のバンド「ポルノグラフィティ」のメンバーのメッセージが書かれたベンチがあり、ファンが訪れている。斎藤直行支所長は「展望デッキは夕日の眺めもいいのでぜひ見に来てほしい」と話している。

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