牧区倉下に昨年９月にオープンした。天然のオニグルミを用いたスイーツやオーガニック（自然栽培）の豆を使ったコーヒーを提供。すぐ脇を飯田川が流れ、緑の景観とせせらぎ、また店内の木のぬくもりを感じながら、ゆったりとした時間を楽しめる。
店を切り盛りする原田真理さん（４７）は上越市地域おこし協力隊として同区原地区、白峰地区で３年間活動。地域の特産品開発として同地で昔から食べられていたオニグルミに着目し、クッキーなどを試作、販売した。昨年４月で任期を満了した後も残り、さまざまな活動をしている。
オニグルミは山に入って自分で拾ったり、地域の人から譲り受けたりして、洗浄し干して保存している。ブラウニー、マフィンなどの中に入れ、供する。アレルギーなどのある人も食べられるようにと、卵、乳製品、小麦粉を使わず、植物性の材料のみを使っているという。
牧区で唯一のカフェとして、地域の人の〝お茶飲み〟や、若い人や区外から訪れる人との出会いがあり、楽しいという。原田さんは充実感を見せ、「これからも地元の人に愛されるカフェにし、地域外の人からも牧のことを知っていただきたい。冬は雪景色やきれいな除雪の壁を見てほしい」と話している。
営業は毎月第２、４土・日曜日となっている。
・牧区倉下１１４
・第２、４土・日曜日営業
・午前７時３０分から午後３時３０分まで
・店内に８席
・駐車場は店の前に数台
・電０８０・３３１０・６７６２
