16日、広島・東広島市にある神社でさい銭箱からさい銭が盗まれる事件がありました。犯行の一部始終を防犯カメラがとらえていました。
【写真を見る】参拝者のように… さい銭泥棒の一部始終 防犯カメラに 東広島市の神社
東広島市 福冨町の宮崎神社です。16日、神社の境内に設置された防犯カメラが、さい銭箱に近づく人物の姿をとらえていました。
辺りの様子を気にするような動きをしていましたが…、さい銭箱をかたむけて、受け皿の取り出し口がある裏側へ手を伸ばします。
すると、車が近づく音が聞こえると、参拝客を装ったのか、とっさに手を合わせました。
宮崎神社 宮司 井口 貞春さん
「（さい銭を）取っているときに車が1台、境内に入ってきて、人が来ました」
「犯人は気付いて、あわてて（さい銭を握った）握りこぶしのまま、手を合わせてお参りをしているふりをしています」
宮司の井口さんによりますと、この神社では7月にも今回と同じとみられる人物にさい銭を盗まれる事件が発生しています。
宮崎神社 宮司 井口 貞春さん
「（さい銭を）取られることを防ぐのは難しくて、そのために防犯カメラありますとか、注意書きを書くのも祈りの場ではふさわしくないのではないかなと。そこは、善意に任せています」
「神様も参拝者も犯人もそうですし、誰も幸せにはならないことですので、金輪際、やめていただければと願っています」
警察は、窃盗事件として捜査しているということです。
