大名庭園も冬支度 岡山市の後楽園で松のこも巻き【岡山市】

岡山市の岡山後楽園で10月19日、恒例の松のこも巻きが行われ、一足早い冬支度となりました。
こも巻きは、マツカレハなど松の葉を食べる害虫が越冬のため枝から地面に下りる習性を利用して、暖かいこもに誘い込む昔ながらの駆除法です。岡山後楽園では1975年から毎年、この時期に行われています。
造園業者11人が、アカマツとクロマツおよそ240本に、わらで編まれたこも・むしろを手際よく巻き付けていきました。
訪れた人たちは、冬の装いに変わる大名庭園のたたずまいを写真に収めていました。
松に巻き付けられたこもは、虫が再び活動を始めるといわれる啓蟄(けいちつ)の前、来年2月15日に外され、焼却される予定です。

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