「富士山の恵み多く何を食べてもおいしい」“食”をきっかけに旅行者を引き込め 静岡で新メニューコンテスト

静岡県観光協会が主催する「食の新メニューコンテスト」が開かれ、予選を勝ち抜いた創作料理が専門家の舌をうならせました。食をきっかけに静岡県内への旅行者を増やす狙いがあります。

<影島亜美キャスター>

「旅行者を笑顔にする食の新メニューコンテストが開かれています。旅行者を笑顔にする華やかなメニューがずらーっと並んでいます」

静岡の抹茶をふんだんに使った緑が鮮やかな「静岡抹茶ティラミスの巾着風クレープ包み」に、地ビールと一緒に楽しむ桜えび丼、その名も「ホップ・ステップ・桜シュリンプ」。このコンテストは静岡の食材を使った料理を通して、静岡県内への旅行者を誘致しようと企画され、10月19日は77の商品から厳選された部門別の10商品が並びました。

<影島キャスター>

「静岡の海の幸をふんだんに使った静岡頂上丼です。見ているだけでもワクワクします。お魚と海老がぷりぷりで新鮮。このお魚と海老を食べに何度も足を運びたくなります」

全国を対象に旅行代金が割引される「全国旅行支援」も追い風に、コロナで冷え切った観光業界を盛り上げようと審査も真剣そのものです。

<審査員>

「富士山の恵みが多いため、静岡は何を食べてもおいしい。その中で食材を選ぶこと自体が調理する方は大変だったと思います」

「見た目にこだわっていて食欲そそるような彩や盛り付け方で楽しませてくれる」

そして、部門別グランプリは…。

<表彰>

「おめでとうございます!」

個人旅行部門は駿河湾の魚介をこれでもかと使ったお寿司。富士山の巻物が華やかに彩ります。団体旅行部門は、むかごごはんを使ったとろろ汁がグランプリに選ばれました。

<丁子屋 十四代 丁子屋平吉さん>

「現代家康さんが生きていたら食べてほしいものを御前に並べた。東海道の静岡、こんだけ食材豊富だよねとPRできれば」

静岡県産の食材の魅力が観光客誘致の起爆剤となるのか、前向きな取り組みが始まっています。

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