栃木で子ども食堂フェスタ 飲食ブースやステージ 地域との交流の場に

 栃木県栃木市内の子ども食堂の周知と活動に対する理解を広げようと、関係者でつくる「市子ども食堂ネットワーク」は22日、市大平公民館西側の遊び場・ねずみもちパークで、「子ども食堂フェスタ」を初めて開催する。今後、フェスタを年1回開いていく方針。同ネットワークの佐藤祐樹(さとうゆうき)会長(40)は「貧困の子どもだけでなく、地域との交流を楽しめる場所として多くの人に来ていただきたい」と話している。

 同ネットワークは、ボランティアやNPOなどの市民活動を推進する「とちぎ市民活動推進センターくらら」が中心となって昨年12月に発足した。

 市内で子ども食堂を運営する2団体や関係団体が所属。市内外の子どもの居場所やフードバンクの拠点の視察をするなど、子ども食堂に関する情報共有や啓発活動を進めている。

 同フェスタは、子ども食堂の存在を市民に周知し、活動に対する理解と支援の輪を広げるため、同ネットワークが初めて企画したイベントだ。

 当日は、関係者による手作りの豚汁や五目ご飯などを提供する飲食ブースをはじめ、スポーツ体験ブースや音楽のステージなどを設ける。子ども食堂の開設、運営にボランティアとして参加することについての相談窓口も設置する。

 食材の寄贈や寄付金、今後のイベント、子ども食堂へのボランティア参加の受け付けも行う。

 午前11時〜午後3時。雨天時は市大平公民館で開催する。ブースによっては参加費が必要。

 (問)同ネットワーク(イベント担当)0282.24.7736。

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