青春18きっぷより安い?「クーポン de 北海道乗り放題パス」がおトク過ぎる……ただし購入に条件アリ、使い方も検討が必要

JR北海道は2022年10月21日から「クーポン de 北海道乗り放題パス」を発売します。

このきっぷはJR北海道の普通・快速列車の普通車自由席が1日乗り放題になるというもの。「座席指定券」を購入すれば、普通・快速列車の普通車指定席も利用できますが、特急列車は利用できません(特急列車に乗車したいときは、普段の利用時のように「乗車券」「特急券」をセットで購入する必要があります)。

フリーエリア(画像はJR北海道のプレスリリースから)

お値段はなんと大人2,000円、こども1,000円。同じような効力の「青春18きっぷ」が5回(人)分で12,050円ですから、1日分の値段で比較してもおトクなきっぷと言えます。

ただし、このきっぷは「HOKKAIDO LOVE!割(全国旅行支援)」事業を利用する旅行者向けに用意されたもの。購入には、HOKKAIDO LOVE割でもらえる「ほっかいどう応援クーポン」が1枚(1,000円)以上必要になります(現金との併用は可能)。

北海道で鉄道を利用して移動する場合、本きっぷでは利用できない特急列車がメインになりがちですから、そういった点でも使いどころの難しいきっぷと言えそうです。それを考えるのが鉄道ファンの「腕の見せ所」ではありますが……。

<利用・発売期間>
2022年10月21日~2022年12月21日

※利用日・購入はいずれも旅行者の所持する「ほっかいどう応援クーポン」の有効期間内に限ります。

<発売箇所>
JR北海道の主な駅のみどりの窓口(奥津軽いまべつ駅を除く)

<有効期間>
1日間

<その他>
「ほっかいどう応援クーポン」利用のおトクなきっぷのため、利用日の変更や払戻し(運行不能時を除く)はできません。

函館版の「クーポン de はこだてパスポート」も気になる

JR北海道では「ほっかいどう応援クーポン」を利用できるきっぷとして、「クーポン de 北海道乗り放題パス」の他にもう一つ「クーポン de はこだてパスポート」を用意しています。

こちらは発売箇所やフリーエリアが限られますが、函館バスや函館市電、道南いさりび鉄道でも使用でき、また特急券を別途購入すれば特急列車にも乗車することができます。

<利用・発売期間>
2022年10月21日~2022年12月21日

※利用日・購入はいずれも旅行者の所持する「ほっかいどう応援クーポン」の有効期間内に限ります。

<発売箇所>
函館駅、五稜郭駅、桔梗駅、七飯駅、大沼駅、大沼公園駅、森駅、八雲駅、長万部駅、木古内駅、新函
館北斗駅のみどりの窓口

<きっぷの内容>
フリーエリア内のJR、函館バス、函館市電、道南いさりび鉄道が乗り降り自由です。JRは普通・快速列車の普通車自由席が乗り降り自由で、別に特急券等を購入すると、特急列車等も利用できます。

【フリーエリア】
JR:函館本線の森~函館間(渡島砂原経由を含む)
函館バス:函館市・北斗市・七飯町・鹿部町・森町・木古内町の全線
函館市電:全線
道南いさりび鉄道:全線

<有効期間>
1日間

<その他>
「ほっかいどう応援クーポン」利用のおトクなきっぷのため、利用日の変更や払戻し(運行不能時を除く)はできません。

(JR北海道函館本線 H100形 写真:yhori / PIXTA)

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