特急「やくも」新型車両のデザインが決定!2024年春以降に営業運転開始

JR西日本は2022年10月20日、2024年春以降に特急「やくも」に投入を予定する新型車両のデザインを発表しました。

デザインのコンセプトは「沿線の風景に響き自然に映える車体、山陰の我が家のようにくつろげる温もりのある車内」といいます。

デザインは「WEST EXPRESS 銀河」でおなじみの株式会社イチバンセン(デザイナー川西康之氏)と近畿車輛株式会社デザイン室が担当しました。

国内初の「車上型の制御付自然振り子方式」により、乗り心地を向上。座席は座席間隔や座り心地を改良したものを採用し、全席にコンセントを備えます。

運行区間は岡山駅~出雲市駅間で、投入車両数は44両(4両×11編成)の予定です。

【画像】ロゴマーク、車内インテリアデザインなど(14時32分追記)

ロゴ・シンボルマーク
車体のデザインは「山陰・伯備線の風景に響き、自然に映える車体」をコンセプトとしており、「沿線の自然・景観・文化・歴史を尊び、お客さまと交感する色」として「やくもブロンズ」を採用
車内デザインのコンセプトは「山陰の我が家のようにくつろげる、温もりのある車内」です
グリーン車のデザインイメージ。明るく空間の広がりを感じられる黄色ベースとし、富と長寿の象徴とされる亀の甲羅をイメージした「積石亀甲」模様をあしらい、山陰の文化・風土を演出しました
普通車のデザインイメージ。沿線の山々をイメージした緑色ベースに、古来から神事に用いられ、人を守る魔除けの意味もある「麻の葉」模様をあしらい、沿線の自然・風土を演出しています
グループ向け座席イメージ。鉄道車両の特性を活かし、大きな窓からの車窓が楽しめ、向かい合える座席構成、フラットにできるシート、大型テーブルと緩やかな仕切りで適度なプライベート空間としたグループ向け座席を新たに設け、くつろぎを演出しました
グループ向け座席イメージ

(画像:JR西日本)

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