乳幼児用とBA・5対応ワクチン配分へ 新型コロナ

今回、配分量が決定した新型コロナワクチン(和歌山県紀南地方)

 和歌山県は生後6カ月~4歳の乳幼児用に承認された新型コロナウイルスワクチン(ファイザー製)の市町村配分量を発表した。24日の週から11月28日の週にかけ、計4万7400回分(1万5800人分)が配分される。

 乳幼児の接種は、3回で1セットとなり、県内の5歳未満人口(6カ月未満を含む)の約半数が3回接種できる数量に相当する。

 乳幼児への接種は、24日以降、態勢が整った市町村から開始する。接種1回目から2回目は3週間、2回目から3回目は8週間空ける。従来株を対象にしたワクチンだが、オミクロン株にも効果があるという。

■BA・5対応ワクチンも

 12歳以上が対象の「2価ワクチン」の追加配分も決まった。今回初めてオミクロン株の「BA・4」や「BA・5」の対応ワクチンが配分される。

 2価ワクチンは従来株とオミクロン株に対応したワクチン。従来株と「BA・4」「BA・5」に対応したファイザー製は11月7日の週までに31万2390回分、従来株と「BA・1」に対応したモデルナ製は31日の週までに2万9350回分が届く。

 これで、県内に配分される2価ワクチンは、これまでと合わせ、58万2020回分となる。県内の2回接種完了者の約8割分に相当するという。

© 株式会社紀伊民報