『二拠点生活(デュアルライフ)』とは?|二地域居住との違いについて分かりやすく解説

「おとなの住む旅」用語をわかりやすく解説### 『二拠点生活(デュアルライフ)』とは

『二拠点生活(デュアルライフ)』とは、その名の通り、生活拠点を2つ持つ暮らしのことを言います。

二つの場所に住まいを持ち、時期によってそれぞれの拠点に移り住みながら生活すること。

普段は都市・市街地で仕事をして暮らし、週末になると田舎に移動するのが一般的であり、交通の便が良い地域が二拠点目として選ばれやすくなります。

また、夏の暑い時期に涼しい北海道や東北地域に拠点を移し、冬の寒い時期には暖かい沖縄などの住まいで暮らすなど、季節によって拠点を変えるスタイルも二拠点生活と言えます。

これまではシニア世代に多く見られた二拠点生活ですが、現在ではテレワークなどの普及によって幅広い年代の方が二拠点生活を始めています。

→【芸能界でもデュアラーが増加中?】実際に二拠点生活(デュアルライフ)を実践している芸能人まとめ

『二拠点生活』『二地域居住』の違いとは

同じような意味合いのある『二地域居住』とは、どのような違いがあるのでしょうか。

『二地域居住』とは、都会と田舎などの二地域で生活する暮らし方のことを言います。(→二地域居住について詳しく解説

『二地域居住』と『二拠点生活』の違いについては、下記のようになります。

○違いその1
『二地域居住』は国が推進している政策制度的意味合いが強めですが、『二拠点生活』は芸能人を中心に広まっている生活スタイルで政策制度的意味合いが弱め。

○違いその2
『二地域居住』は過疎化する地方や地域に関連するケース(地域活性化)が多く、『二拠点生活』は東京と地方都市など都市同士の二拠点ケース(東京⇄福岡)や地方同士の二拠点ケース(山梨⇄佐賀)が多い印象。

二拠点生活(デュアルライフ)の現状から学ぶ!必要なこと・仕事や費用は?

『二拠点生活』のメリットとデメリット

ここでは、『二拠点生活』のメリットとデメリットをご紹介します。

拠点を分けることで、仕事とプライベートのオンとオフが切り替えしやすくなり、仕事も趣味も興味のあることを優先しやすいのが特徴的です。

『二拠点生活』のメリット

【二拠点生活のメリット】
・地方移住が気軽にできる
・地域によっては行政の移住支援制度を活用できる
・自然が豊かな地方にマイホームを持てる
・オンとオフを切り替えやすく気分転換しやすい
・交友関係が広がる
・子どもや孫の遊び場ができる

二拠点生活のデメリット

【二拠点生活のデメリット】
・家賃や家電・家具などが二拠点分が必要になる
・二拠点の移動に時間とお金がかかる
・生活費が二重に掛かる場合がある
・安定収入は得られにくい
・車の免許が必要になる可能性

→神奈川と沖縄で二地域居住、正直な感想は?【デュアルライフ体験記①】


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