三菱電機の検査不正、197件に 17拠点、前会長も一部に関与

三菱電機は20日、一連の検査不正問題で外部専門家による調査委員会の最終報告書を公表し、今年5月の3回目の報告書発表以降、11の生産拠点で新たに計70件の不正が見つかったと明らかにした。累計の不正件数は197件となり、国内22拠点の約8割に当たる17拠点で行われていたことが判明した。今年8月まで一部では不正が続いていたほか、前会長の柵山正樹氏が1992年ごろに不正に関与していたことも分かった。

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