圏央道で事故、5台衝突…トラックに挟まれた車の女性重傷 渋滞中2台に追突してきたトラック運転手逮捕

大破した事故車両を調べる捜査員=20日午後2時半ごろ、入間市南峯の圏央道外回り

 20日午後0時12分ごろ、埼玉県入間市南峯の圏央自動車道外回りで乗用車やトラックなど計5台が絡む多重事故が発生した。トラックに挟まれた乗用車の群馬県玉村町の女性(44)が病院に搬送され重傷、普通貨物自動車を運転していた東京都品川区の会社員男性(49)が胸を痛めて軽傷を負った。県警高速隊は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、中型トラックを運転していた群馬県館林市上三林、会社員の男(32)を現行犯逮捕した。容疑を認めているという。    県警高速隊によると、現場は制限速度80キロで片側2車線の直線道路。

 左車線を運転していた男のトラックが女性の車と、その前に停車していた鹿児島市の会社員男性(42)が運転する大型トラックに追突。衝撃で鹿児島市の男性のトラックが前に止まっていた栃木県足利市の会社員男性(28)が運転する大型トラックにぶつかった。その後、品川区男性の普通貨物自動車が、男のトラックに追突した。

 事故当時、渋滞が発生していたとみられる。同隊で詳しい事故原因などを調べている。

 現場は、青梅インターチェンジ(IC)から入間IC方面に約1キロメートルの地点。

© 株式会社埼玉新聞社