10月18日、ロードレース世界選手権の現在Moto2クラスに参戦するIntact GPとMoto3クラスに参戦しているハスクバーナ・モーターサイクルがタッグを組み、2023年から『LIQUI MOLY Husqvarna Intact GP（リキモリ・ハスクバーナ・インタクトGP）』としてMoto2、Moto3の両クラスに参戦することを発表した。同時にライダーのラインナップも発表され、佐々木歩夢が引き続きMoto3クラスに参戦することが明らかとなった。
Moto2クラスにLiqui Moly Intact GPとして参戦しているドイツのチームであるIntact GPは、2013年からMoto2クラスに参戦し、今シーズンで参戦10年目を迎えた。そんなIntact GPとタッグを組むのがハスクバーナ・モーターサイクルだ。2020年からMoto3クラスでハスクバーナのマシンを走らせており、KTMの傘下であるハスクバーナ・モーターサイクルは、元WGPライダーのマックス・ビアッジがチーム代表を務め、Sterilgarda Husqvarna Maxとして現在参戦している。
現在カレックスのマシンを使用しているIntact GPとハスクバーナ・モーターサイクルは、2023年からタッグを組み『LIQUI MOLY Husqvarna Intact GP（リキモリ・ハスクバーナ・インタクトGP）』としてMoto2、Moto3の両クラスに参戦することになった。
Moto2クラスのラインナップは、7年間Moto3クラスで戦い、今シーズンはMotoGPクラスに飛び級で参戦しているダリン・ビンダーだ。MotoGPで得た経験を生かして、初のMoto2クラスに挑戦する。そんな異色のキャリアを持つダリン・ビンダーのチームメイトに抜擢されたのは、Intact GPのジュニアチームに所属し、Moto2ヨーロッパ選手権でチャンピオンを獲得した22歳のドイツ人ライダーであるルーカス・トゥロビッチだ。
そしてMoto3クラスには、今シーズン2度のポールポジジョンを獲得と、2度の優勝を含む計8度の表彰台を獲得するなどの活躍を見せる佐々木が参戦する。2023年でフル参戦7年目を迎える佐々木は、2016年にレッドブル・ルーキーズ・カップで日本人初のチャンピオンを獲得したライダーだ。Moto3クラスでは2016年に1戦スポット参戦した後、2017年シーズンからフル参戦しており、初年度はルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。そんな佐々木のチームメイトを務めるのは、コリン・ベイヤーだ。2023年にレッドブル・ルーキーズ・カップで総合2位を獲得している17歳のオランダ人ライダーである。
2023年から新チームが参戦することになり、そしてライダーにはダリン・ビンダーや佐々木といったラインナップで今から注目が集まる。そして、さらに佐々木の継続参戦が決まったことにより、今シーズンMoto3クラスに参戦している5人のライダー全員の継続参戦が決まったことになるので、2023年シーズンのMoto3クラスにも目が離せない。
