Artmarket.com:Paris+アートフェアはフランスのアート市場を押し上げる。Artpriceは2022年のマルセル・デュシャン賞受賞者Mimosa Echard氏を祝福

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【パリ2022年10月18日PR Newswire=共同通信JBN】
*Artmarket.com:Paris+アートフェアはフランスのアート市場を押し上げる。Artpriceは2022年のマルセル・デュシャン賞受賞者Mimosa Echard氏を祝福

国際的なArt Basel組織(MCH Groupが所有)は、FIAC(パリ国際現代アート見本市)に代わる最初のParis+アートフェア(10月20-23日)を開催しようとしている。この変更は、Skarstedt、David Zwirner、Peter Kilchmannなど、フランスの首都での新ギャラリーのオープンの波、GagosianとContinuaの新たな支店の追加、現代美術館(ブルス・ドゥ・コメルス、旧商品取引所)でのPinault Collection(ピノー・コレクション)の発足に続くものだ。まとめると、これらの展開は、ポストコロナおよびポストブレグジットの時代に世界のアート市場で支配的な地位を回復するというパリの野望を明確に示している。

パリ、ロンドン、香港でのファインアートのオークション売上高

Artmarket.comの最高経営責任者(CEO)でArtprice創設者のthierry Ehrmann氏は「その歴史によって、パリは常に現代アートと印象派美術の中心地であり続ける。しかし現在、フランスの首都は、現代アート、さらには超現代アートにおいて地位を確立する必要がある。そうでなければ、デジタルの列車に完全に乗り遅れる危険がある」と述べた。

「第2次世界大戦後に米国が展開した取り組みは、1つの強力な市場が芸術的創造性を刺激し、国際的な認知度を高めるのに影響を与える可能性があることを実証した。Artmarket.comがADIAF(Association for the International Dissemination of French Art、フランス現代美術国際化推進会)とマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)賞を支援できることを非常に誇りとしているのはこのためである」。

▽自己満足のパリ市場

過去20年間、アートオークションの売上高は、取引量とオークション売上高の両方の点で、フランスでも世界の他地域と同じ速度で成長してきた。しかし、現代美術セグメント(1945年以降に生まれたアーティスト)だけに注目すると、パリは2000年に世界のオークション売上高の3.2%を生み出したが、2021年にはわずか2.6%、2022年上半期には1.8%に過ぎなかった。

▽都市別の現代アートオークション売上高:2000年対2021年

ニューヨーク:5900万ドル(2000年)- 9億5500万ドル(2021年)
香港:55万8000ドル - 7億ドル(2021年)
ロンドン:1300万ドル(2000年)- 4億3200万ドル(2021年)
パリ:300万ドル(2000年)- 7300万ドル(2021年)

このような状況は、RMN(Reunion des Musees Nationaux、国立美術連合)が、パリで開催される新しい現代アートフェア向けにグラン・パレ(Grand-Palais)の使用権の入札を開始するきっかけとなった。これまで約半世紀にわたって、使用権はFIACに与えられていたが、現在はMCH Groupに今後7年間にわたり付与されている。バーゼル、マイアミ、香港でMCH Groupが主催する「Art Basel(アートバーゼル)」フェアの革新的な提案は、やや自己満足が過ぎたパリ市場を活性化するはずだ。そのため、第48回FIACの代わりに、「光の都」はParis+の「グランドプレミア」を発見しようとしている。

▽マルセル・デュシャン賞の受賞者は

10月はパリのアート市場にとり非常に重要な月であり、主要な現代アートフェアの磁力を利用して多数のイベントが開催される。また、ADIAFが今年最終選考に残った4人のアーティスト(Giulia Andreani、Ivain Argote、Philippe Decrauzat、Mimosa Echardの各氏)の1人にマルセル・デュシャン賞を授与する優れた機会を提供する。Artpriceはこのイニシアチブをサポートできることを誇りとし、2022年の受賞者であるMimosa Echard氏を祝福する。

www.adiaf.com/le-prix-marcel-duchamp-2022/
www.artprice.com/artist/544338/mimosas-echard/lots/pasts

10月17-23日の週に、Artpriceはフランスの首都で20件ものファインアートオークションセールを確認している。クリスティーズ(Christies)はパリで2つの主要なセッション(「モダンアート」と「アバンギャルド」)を開催し、Beatrice and Patrick Caputの壮大なアフリカコレクションも放出する見通しである。

サザビーズ(Sotheby’s)は、Paris+とそれに伴う騒ぎを絶好の契機と捉え、翌週(10月24-26日)に大規模なファインアートセールを開催することを選択した。

「Phillipsはフランスですぐにオークションルームを開く予定はない」

美術品の売上高で世界第3位のオークションハウスは、フランスの首都での販売を予定していないことを確認した。当面、フィリップス(Phillips)は、専門分野である現代アートおよび戦後美術(時計、ジュエリー、デザインに加えて)のハイエンドなセールではニューヨーク-ロンドン-香港のダイナミックな開催に集中していく。

一方、Bonhamsは、フランスとベルギーの両方で活動するCornette de Saint-Cyrの買収により、まったく異なる拡張戦略を取っている。フランスの首都に影を投げかけることなく、ブリュッセルはパリのアート市場の多くのプレーヤーにかなり自然な発展の機会を提供する。Templon、Obadia、Almine Rechのギャラリーが徐々にブリュッセルに開設されたが、ジュネーブやルクセンブルグを好むギャラリーもある。これらの2都市にはフリーポートがある。

期間別のファインアートオークション売上高(2021年)パリ対ロンドンおよび香港

▽「現代アートとNFT」作戦

MCH Groupは、最も権威のある地元および国際的なギャラリーのみを選択し、ファッションとテクノロジーの世界との相乗効果を生み出すことにより(したがって、フェアの名前に「+」記号が付されている)、現代アートをArt Baselエディションの主要な原動力にした。フランス発祥のTezos Blockchainも、Art Baselのメインパートナーの1つになった。

前述したように、パリは実際、現代および超現代アート市場での地位を確立するのに実に懸命になっている。2022年上半期の2000万ドルを超える上位3つのオークション結果は、古典作品と現代的作品だった:

*Givenchy Collection(ジバンシィ・コレクション)より、アルベルト・ジャコメッティ(Alberto Giacometti)の「Woman Walking(I)(歩く女性(I))」
*Cabinet Turquinがジャン・バティスト・シメオン・シャルダン(Jean-Baptiste-Simeon Chardin)作と確認した「Basket of Wild Strawberries(野イチゴの籠)」
*クリスティーズがミケランジェロ作と確認した「A Nude Man with two Figures(裸の男と背後の2人の人物)」

2022年上半期、フランスの現代作品(つまり、1945年以降に生まれたアーティストによる作品)の最高の落札結果は100万ドルに達し、今年すでに、香港で47回、ロンドンで51回、ニューヨークで71回、このしきい値を上回った。

Artprice by Artmarketの最新の「Ultra-Contemporary Art Market Report(超現代アート市場レポート)」は、フランスが独自の現代アートシーンを育成する際に直面する困難を浮き彫りにしている。たとえば、2021年には、オークションで最も成功した40歳未満のフランス人アーティストであるClaire Tabouret氏の絵画は、ロンドン(同氏のオークション売上高の49%)、ニューヨーク(30%)、香港(20%)で販売された。

したがって、Paris+ by Art Baselには、フランスの首都を国際的な現代アート市場の中心に戻すと同時に、その歴史と特異性を受け入れるという使命がある。

画像:
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Artmarketと同社のArtprice部門は1997年、Thierry Ehrmann最高経営責任者(CEO)によって創立された。ArtmarketとArtprice部門は、1987年に創設されたServeurグループの管理下にある。

Who's who(C)内の公式バイオグラフィーは以下参照:Biographie_thierry_Ehrmann_2022_WhosWhoInFrance.pdf (https://imgpublic.artprice.com/img/wp/sites/11/2021/11/Biographie_thierry_Ehrmann_2022_WhosWhoInFrance.pdf

Artmarketはアート市場におけるグローバルプレーヤーである。Artpriceをはじめとするさまざまな部門を通じて、歴史的および現在のアート市場の情報を収集、管理、活用する世界的リーダーとして、3000万件以上のアート指標とオークション結果、79万3000人以上のアーティストをカバーするデータバンクを有する。

Artprice by Artmarketは、アート市場に関する情報の世界的リーダーであり、Global Standardized Marketplaceを通じて、世界をリードするファインアートNFTプラットフォームになることを目指している。

Artprice Images(R)は、世界最大のアート市場イメージバンクへの無制限アクセスを提供している。このデータベースには、1700年代から現在までの1億8000万点を超えるアート作品のデジタル写真とエッチング画像が美術史家の注釈付きで収められている。

ArtmarketはArtprice部門とともに6300にのぼるオークションハウスからの情報をたえず収集し、主要なプレス、メディアエージェントに向けてアート市場の主要情報を提供している(出版数7200)。540万人(「メンバーズログイン」+「ソーシャルメディア」)のユーザーが他のメンバーの投稿する広告へのアクセスを有し、リーダー的なGlobal Standardized Marketplace(R)を代表するネットワークとして、固定ないしは入札価格でのアート作品の売買を取り扱う(オークションはフランス商法L 321.3条2項および3項で規制)。

ArtmarketはArtprice部門とともに、BPI(国立投資銀行)から「革新的企業ラベル」国立認定を受け(2018年11月から2回目となる3年間)、アート市場におけるグローバルプレーヤーとしての地位強化プロジェクトを支援されている。

Artpriceは2022年超現代アート市場レポートを発表:
https://www.artprice.com/artprice-reports/the-contemporary-art-market-report-2022

Artprice 2022年上半期レポート:アート市場は西側で力強い成長を回復:
https://www.artprice.com/artprice-reports/global-art-market-in-h1-2022-by-artprice-com

Artprice by Artmarketの2020年グローバルアート市場レポートは2022年3月発表された:
https://www.artprice.com/artprice-reports/the-art-market-in-2021

Artmarket.comによるArtpriceの2020/21年現代アート市場レポート:
https://www.artprice.com/artprice-reports/the-contemporary-art-market-report-2021

ArtmarketとArtprice部門が発表したプレスリリースのインデックス:
https://serveur.serveur.com/Press_Release/pressreleaseEN.htm

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L'Obs - 将来の美術館:https://youtu.be/29LXBPJrs-o
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▽Artmarket.comおよびArtprice部門への問い合わせ:
Thierry Ehrmann
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ソース:Artmarket.com