ブシロードは２１日、都内で行われた会見で、１１月１３日に行われる「ブシロード１５周年記念ライブ ｉｎベルーナドーム」の上演期間中、観客が不織布マスクを着用した状態でなら声を出すことを解禁すると発表した。
代表取締役社長の木谷高明氏は、当日までの同ライブ想定収容率が、ベルーナドームのキャパシティーの５０％を下回る状況と説明。そのため座席間隔を市松模様に開け、不織布マスクの着用を条件として、上演期間中の声出しを容認する運びとなった。
木谷氏は「会場であるベルーナドームの運営会社・株式会社埼玉西武ライオンズ様。及び会場の所在地である自治体・埼玉県様との協議の結果、実施の許可をいただきました」と話し、「ブシロードライブをアフターコロナの幕開けイベントとして、声出しＯＫを解禁させていただきます」と宣言した。
出産後、初の公の場の登場となった声優の三森すずこは、体調を考慮し協議していたこのライブへの出演が正式に発表された。三森は声優ユニット「ミルキィホームズ」などで出演予定。代表曲「正解はひとつ！じゃない！！」はファンとの掛け声、合いの手がある。三森は「私たちと会場にいるファンのみなさんとの一体感で１つの楽曲ができあがる、みんなで作っているんだみたいな、あの感覚がよみがえってくるっていうのがすごく楽しみ」と笑顔を見せた。
コロナ禍になってから、アニメ業界の大規模ライブでは初めての「声出し解禁」となる。三森は「不安になる人もたくさんいると思います」と理解を示しながら、「めちゃくちゃ思い詰めた感じで来られるのではなく、『今日は声出しライブだからこの空間を楽しもう！手洗いうがいちゃんとしよう』みたいな感じで前向きに捉えて来てていただけたらすごくうれしいです」と呼びかけた。
この発表に伴い、ライブに行かないことにするという購入者のためのチケット払い戻しにも３０日まで対応。１１月１日からチケット販売が再開される。
（よろず~ニュース・松田 和城）
