EXIT・兼近大樹「芸人は喜劇、SNSは悲劇が求められる」

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」で、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より生放送している。

■献血を広めるには何が必要?EXIT・兼近大樹「ジュースがもらえて嬉しかった」

2022年10月20日(木)夜9時からの放送では、新型コロナウイルスなどの影響で献血協力者が減少し、輸血用血液が十分に足りてない状況に注目。協力者を広げるには何が必要なのか?を考えた。
進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーが「献血したことがある人?」と尋ねると、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹が挙手。兼近は「これが目的って言ったら悪いですけど、小さいジュースがもらえるのが嬉しくて。あと、僕は人に迷惑をかけて生きてきたので、誰かのためになっている気持ちを味わいたくて、通っている時期がありました」と明かした。
一方で、相方のりんたろー。は「たぶんしたことがない。時間があったら行ってみたい」とした上で、「何かのイベントと結びつけたら、行きやすくなるのでは?例えば、バンパイアがコンセプトのビジュアル系バンドが献血イベントをやるって面白くないですか?ファンの血を吸い上げるみたいな(笑)」と、チャラ男らしい提案。視聴者から「ネイルなどのお手入れ中に献血ができたらいい」と意見が寄せられると、「長い時間座っているだけなので、ベストだね!」と賛同した。

■“不幸体験”なぜバズる?

番組では、借金、浮気、夜逃げなどの“不幸体験”をSNSで発信する人たちにフォーカス。赤裸々に体験を明かす心理や、それが大きな反響を呼ぶ理由について考えた。
兼近は「不幸体験によって、他人から下の立場に見られる。その方が人から笑って貰いやすいという感覚があるので、芸人もそんな発信をしていると思う」とした上で、「芸人の場合は喜劇だけど、SNSでは悲劇が求められている。だから、芸人はYouTubeやSNSだとバズりにくかったりする」とコメント。このコメントに、視聴者からも「表現の仕方がさすが」「わかりやすい」と感心する声が寄せられた。

また、不幸体験を発信する人に対し、りんたろー。が「メンタルへのダメージは本当にない?」と気遣う一幕もあった。りんたろー。は「僕は顔が大きいことがコンプレックスだった。芸人になって、今まで悩みだったことを笑ってもらえて、救われた気持ちになった」と話した一方で、「時代の変化とともに、僕が笑われることによって嫌な気持ちになる人がいることに気づいた。そうすると、自分自身についても『笑い声で本当の気持ちをごまかしてたのではないか?』と思えてきて、その笑いを選ぶのは辞めようと思った。だから、不幸体験をすることで、『気持ちが癒される』と今は思っている人も、その感情は短期的なものなんじゃないかな?」と案じた。

本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要
放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時 ※生放送
放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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