「お尻を叩かれた」セクハラ被害女優 加害者は2月に死去した人気作の監督だった!

女優アンナ・ファリス(45)がセクハラされたという監督は、『ゴーストバスターズ』の故アイヴァン・ライトマン監督であったことが明かされた。#MeToo運動初期に被害経験は明かしつつも、相手の名前は伏せていたアンナは、2006年のロマンティックコメディ作『Gガール破壊的な彼女』の撮影初日にライトマンから「お尻をたたかれた」ほか、怒鳴られたことで「怒りに満ち、傷つき、屈辱を感じた」と自身のポッドキャスト番組の中で明かしている。

ライトマンは今年2月、カリフォルニア州モンテシートの自宅で睡眠中に他界している。

デッドラインが19日に報じたところによると、『アンクオリファイド』最新回のレナ・ダナム(36)とのインタビューの中で、今年2月に他界したライトマンの名を暴露しているそうで、「最も辛い映画の経験の一つにアイヴァン・ライトマンとのものがある。彼は恐怖の支配者で怒鳴る人だった。そんな中でコメディを作るのよ。彼は毎日誰かをこき下ろしていたわ。そして私の初日には、それが私だったの」

元夫クリス・プラット(43)との間に10歳の息子がいるアンナは、ライトマンから「怒鳴られ」たことで、「防御的」になったほか、「彼にお尻も叩かれたの。奇妙な瞬間だったわ」と明かした。

そこでレナから「誰かが『ノー』って言ってくれなかったの?」と尋ねられたアンナは、「何も。2006年くらいの話だもの」と答えた。

#MeToo運動が始まった頃の2017年10月、アンナは同ポッドキャスト番組でライトマンの名前は出さずに、セクハラ被害の経験をこう明かしていた。「梯子に上って棚から本をとるシーンをやっていたんだけど、彼はクルーの前で私のお尻を強く叩いたの。私は苦笑いするしかなかった」

その場にいたクルー達は、監督の行動を問題視している様子は伺えたものの、アンナはそれを笑ってやり過ごすことにしたそうだ。

「でも自分が小さく感じたわ。彼は男性の主役には、あんなことしなかっただろうし。私達は笑ってやり過ごすものとされてる」「あと、もし私達が何か行動を起こそうとすると、ビッチとか気難しい奴とレッテルを貼られてしまう」「私は笑うのよ。それでみんなの緊張が解ける。そういった防御モードに入ってゆくの」と当時の心境を語っていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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