大規模買収事件 平本元県議 検察罰金求刑「公民権停止短縮すべきでない」

河井克行元法務大臣から現金を受け取った元県議が公民権停止5年という略式命令が不当だとした裁判で、検察は期間を短縮すべきでないと裁判所へ求めました。

元県議の平本英司被告(49)は、2019年4月河井克行元法務大臣から現金30万円を受け取ったとして罰金15万円、公民権停止5年などの略式命令をうけましたがこれを不服として裁判を申し立てていました。

21日の裁判で検察側は「現金の趣旨を認識していて一定期間公民権を停止させるのが相当だ」として罰金15万円追徴金30万円を求刑し、公民権停止については短縮すべきでないとしました。

一方、弁護側は「現金の返還を早くから公言していた。罰金刑で停止期間5年は不当である」などと停止期間の短縮を求めました。

判決は来月11日に地裁福山支部で言い渡される予定です。

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