相模原市、土地区画整理事業巡り元所長提訴 4千万円損害賠償求め

相模原市役所

 相模原市の「麻溝台・新磯野第1整備地区土地区画整理事業」を巡り、市は21日、事業を所管する事務所の元男性所長の不正行為で損害が生じたとして、元所長に約4千万円の損害賠償を求めて横浜地裁相模原支部に提訴した。

 市によると、元所長は2014年4月から2年間、所長に就任。土地評価基準の係数を不正に操作するようコンサルタント会社に指示し、公平性を欠いた換地設計を行った。こうした行為により、市は換地設計の見直しをせざるを得ず、約4千万円を要した、としている。

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