10月21日、静岡県内では新たに902人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。
902人のうち、浜松市は228人、静岡市は127人です。
1日あたりの感染者数は先週金曜日より189人少なく、2日連続で前の週を下回りました。ただ、直近1週間の全国の感染者数は2か月ぶりに増加に転じてます。
感染症を専門とする医師は「第8波」が起きる可能性を指摘しています。
<浜松医療センター 感染症管理特別顧問 矢野邦夫医師>
「これは恐らくですね、人の流れが増してきたことが大きな原因だと思いますね、旅行支援とか。次の波、第8波はやってくる可能性はあるかなと心配しています」
国内だけでなく、世界各国との人の動きも活発になっています。空港などでの水際対策の緩和で入国者数の上限がなくなり、円相場が、20日に32年ぶりに150円台を突破したこともあって海外からの訪日客が増えウイルスを持ち込むリスクも高まっています。インフルエンザとの同時流行も懸念されます。
<浜松医療センター 矢野邦夫医師>
「コロナに感染してもインフルエンザに感染しても重症化しないことがとても大切で。そのためにはワクチン接種が非常に重要なんですね」
Q.コロナとインフルエンザのワクチンの同時接種は可能?
「全然問題ないですね。同時に打って副反応が大きくなることもないので、むしろ打つチャンスがあるならばすぐにでも打ってほしいと思います」
これから始まる第8波のピークがいつになるのか。浜松医療センターの矢野医師は「今、ドイツとフランス、イタリアでは増えている。海外からウイルスが持ち込まれると意外と早く波が来る。今年の終わり頃か、人の動きが活発になると前倒しで流行するかもしれない」と話していました。