
インドや台湾に分布する外来種のカタツムリの仲間「ソメワケダワラ」が名古屋市の住宅街の川岸で見つかったことが21日、分かった。国内では沖縄や鹿児島、宮崎などで確認されているが、本州での発見は初とみられる。専門家によると、川の護岸工事用の資材や鳥に運ばれた可能性がある。人や農作物への被害はないという。
見つかったのは殻の長さ約5ミリ、幅約2ミリの2匹で、赤い体が特徴。市民や専門家らでつくる「なごや生物多様性保全活動協議会」が今月10日に名古屋市瑞穂区の山崎川で実施したカタツムリの調査で、参加者が発見。愛知みずほ大の川瀬基弘准教授がソメワケダワラと確認した。