横浜・南区の2人死傷事故 危険運転致死傷容疑で19歳男家裁送致 タクシーと衝突、歩道に乗り上げる

横浜地検

 横浜市南区で今年9月、乗用車とタクシーが衝突し、男性2人が死傷した事故で、横浜地検が21日までに、乗用車を運転していた同市磯子区の男=当時(19)=を自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで家裁送致したことが分かった。家裁送致は10月17日付。

 地検は処遇に関する家裁への意見内容を明らかにしていない。家裁は男に対し、同日、2週間の観護措置を決めた。

 県警によると、事故は9月27日午前0時ごろに発生。同区宮元町2丁目の信号機のある十字路の県道交差点で、男が運転する乗用車が、青信号で直進したタクシーとぶつかった。2台とも歩道に乗り上げ、同区の男性=当時(24)=がはねられた。男性は搬送先の病院で死亡が確認され、タクシー運転手の男性=当時(52)=は首などに軽傷を負った。

 県警は男を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕。9月28日に、容疑を同法違反(危険運転致死傷)に切り替えて送検していた。

 県警によると、男は当時の調べに容疑を認めており、けがはなかったという。

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