横浜・臨港パーク「潮入りの池」リニューアル 芝生エリアや砂浜も整備

リニューアルした潮入りの池=横浜市西区の臨港パーク

 横浜市西区の臨港パーク内の横浜駅側にある「潮入りの池」がリニューアルした。水路には浅場などが整備され、一部は芝生エリアに転換した。地元小学校の環境学習での活用も始まっている。

 30年以上前に完成した潮入りの池は水路に架かる橋が老朽化し、一部で立ち入りを禁止。水路も給水設備の腐食などが進み、「改修の要望が寄せられていた」(市港湾局整備推進課)という。

 同所は埋め立てなどの整備が計画されている「臨港パーク先端部」の隣接地区でもあり、市では親水機能や景観に優れた立地の特性をより生かすため、今年6月から改修工事に着手。8月に完成した。

 立ち入り禁止になっていた水路には、市民が安全に海に触れられ、生物の生息場や環境学習の場となるような長さ約30メートル、幅約8メートルの砂浜や浅場などが整備された。直径約35メートルの石畳の池の一部などは埋め立てて芝生エリアに転換した。

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