開幕までおよそ1ヶ月となったカタールW杯。しかし例によって、この大事な時期に不運にも怪我をしてしまったスター選手たちも。
今回は『Mirror』から「怪我でワールドカップを欠場する8名のビッグスター」をご紹介する。
パウロ・ディバラ
クラブ:ローマ
代表:アルゼンチン
今夏ユヴェントスを離れてローマに移籍したパウロ・ディバラ。シーズンを素晴らしい形でスタートし、11試合で7ゴールを決める活躍を見せていた。
ところがレッチェ戦でゴールを奪った後にピッチを去ると、太ももの負傷によって4~6週間の離脱になることが発表された。ワールドカップの初戦まではギリギリの状態となっている。
ジョルジニオ・ワイナルドゥム
クラブ:ローマ
代表:オランダ
ディバラと同じくローマに所属しているジョルジニオ・ワイナルドゥムもワールドカップ出場が難しくなった。今夏パリ・サンジェルマンから加入して1試合に出場した後、8月のトレーニング中に怪我を負ってしまった。
腓骨を骨折したことが明らかになり、全治はおよそ5ヶ月。ワールドカップでプレーすることはほぼ不可能となり、ワイナルドゥム自身もうつ状態になってしまったと告白している。
カイル・ウォーカー
クラブ:マンチェスター・シティ
代表:イングランド
イングランド代表は選択できる右サイドバックを豊富に揃えているが、その中でもカイル・ウォーカーは非常に信頼できる存在だ。しかし今回彼は時間との戦いに直面している。
10月の初めに行われたマンチェスター・ダービーで鼠径部を負傷し、手術を受けた。ワールドカップに間に合うかどうかはかなり微妙であるという。
リース・ジェームス
クラブ:チェルシー
代表:イングランド
そしてイングランド代表の右サイドバックを争うリース・ジェームズも、ワールドカップ出場が危ぶまれる選手の一人。チャンピオンズリーグのミラン戦で膝を負傷したことにより、およそ8週間の離脱になることが発表された。
復帰はおそらく12月になると考えられており、予定通りであればワールドカップに招集される可能性は絶望的だ。なおカイル・ウォーカー=ピータースも長期離脱している。
ポール・ポグバ
クラブ:ユヴェントス
代表:フランス
怪我に見舞われたマンチェスター・ユナイテッドでの最終年度を終え、ユヴェントスに復帰したポグバ。ところがプレシーズンで訪れたアメリカでのトレーニングで足を負傷し、まだ出場することもできていない。
先日ようやくユヴェントスのトレーニングに合流できたというが、長期の離脱でまだコンディションは整っていない。フランス代表の中盤の層は厚く、デシャン監督も「完璧な状態でなければ招集は難しい…」と宣言している。
アンヘル・ディ・マリア
クラブ:ユヴェントス
代表:アルゼンチン
2018年の大会では極めて大きな影響力を発揮したディ・マリア。30代中盤になっているためおそらくこれが最後のワールドカップだ…と本人がほのめかしていたが、それを逃す可能性が出てきている。
マッカビ・ハイファと戦ったチャンピオンズリーグでの試合で怪我をし、わずか24分でピッチを去った。診断の結果20日ほどで帰れるということで予想よりは早く戻ってくることができそうだが、この影響がワールドカップでどうなるのか…。
エンゴロ・カンテ
クラブ:チェルシー
代表:フランス
2018年にはワールドカップを制覇したフランス。その中盤で圧倒的な影響力を発揮したエンゴロ・カンテは、今季珍しく怪我に苦しめられている。今季はわずか2試合しかプレーしておらず、ハムストリングの問題が長引いている。
リハビリがうまく進まなかったために損傷を修復するための手術を受けており、ワールドカップまでに戻ることは不可能に。4ヶ月ほどの離脱となる。
ディオゴ・ジョタ
クラブ:リヴァプール
代表:ポルトガル
リヴァプールはここ数週間で二人のキーマンを失うことになった。ルイス・ディアスのコロンビアはワールドカップ出場権を獲得していないが、ポルトガルのディオゴ・ジョタは大きな打撃になるだろう。
【写真】日本代表、W杯メンバーながら本大会でプレーしなかった選手たち
マンチェスター・シティ戦の途中に倒れてしまった彼はふくらはぎの深刻な損傷を抱えることになり、ジョタ本人もTwitterで「ワールドカップ出場の夢が壊れてしまった…」と発表していた。なおポルトガルは他にもヌーノ・メンデス、ダニーロ、ペペらが負傷しており、ロナウドとジョアン・フェリックスも不調で苦しみ、ラファ・シウヴァが突如代表引退を宣言している。