ターゲットは若い女性 ロマンスカーの認知度アップに向け小田急の戦略は

ロマンスカーのプロモーションイメージ(小田急電鉄提供)

 小田急電鉄(東京都)は今月から、若い女性をターゲットにした特急ロマンスカーのプロモーションを始めた。ウェブサイトやインスタグラムの公式アカウントを新設して魅力を発信するほか、箱根観光関連のチケットなどが当たるキャンペーンも展開している。

 同社によると、東京、千葉、埼玉の1都2県の居住者を対象にした調査で、若年層女性のロマンスカーの認知度が低いことが判明。「料金が高そう」との声もあったが、実際の値段や所要時間を伝えると、「利用してみたい」との回答が得られたといい、情報発信によって利用者増につなげたい考えだ。

 1日に開設したウェブサイト「ロマンスカーナビ」では、車内の様子や、車窓から見える風景など、お薦めポイントを画像やイラストを交えて紹介。インスタグラムでは、指定されたハッシュタグを付けて写真を投稿すると、湯本富士屋ホテル(箱根町)のアフタヌーンティーセットなどが当たるキャンペーンを12月31日まで行っている。

 担当者は「旅行意欲が高まる秋に、ロマンスカーの魅力や箱根旅の楽しさに触れてもらえれば」と話している。

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