茶碗や花器など70点/岡山市で虫明焼作家・黒井千左さん作陶55周年の記念展【岡山市】

およそ300年の歴史がある虫明焼の作家・黒井千左さんの作陶55周年を記念した展示会が、岡山市の天満屋岡山店で開かれています。10月25日まで。
虫明焼はマツの木の灰を使った釉薬を施し、若草色や枇杷色といった優しい色合いが特徴です。
会場には、岡山県重要無形文化財保持者の黒井さんが手掛けた茶碗や花器などおよそ70点が展示されています。
日本伝統工芸中国展で最高賞を受賞した作品は表面に模様を彫り、色土を埋め込む象嵌(ぞうがん)と呼ばれる技法を使った色彩豊かな皿で、宇宙をイメージしています。
黒井さんは、伝統的な技法を用いながらも新しい作風に挑戦しています。

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