有害PFAS、4カ所で除去へ 沖縄・宜野湾市が公園などの水辺に装置設置

 【宜野湾】有害性が指摘される有機フッ素化合物PFASの汚染問題を巡り、沖縄県宜野湾市は市内4カ所の公園などの水辺にPFAS除去装置を設置する。21日、市議会9月定例会で桃原功氏の質問に答えた。

 設置場所は、市大謝名のてぃーちがー公園、宇地泊のしちゃばる公園、真志喜のわかたけ公園、伊佐の歩行者専用道路のせせらぎ。子どもたちが水遊びをすることもある場所で、装置内の有害物質を吸着する高性能粉末活性炭によって、PFOS、PFOA、PFHxSを除去する。

 てぃーちがー公園で試験し、国が定める暫定目標値以下の数値が検出されている。

 同公園で設置工事中で、終了後は同じ管でつながっているしちゃばる公園でも利用開始となる。わかたけ公園は2023年に設計調査予定で、伊佐のせせらぎは未定としている。

(新垣若菜)

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