三浦半島最大規模のウオークイベント「第8回Yokosuka海道ウォーク」が22日、横須賀、三浦両市の浦賀水道沿いのエリアで行われた。約1600人が参加。新型コロナウイルス禍で3年ぶりの開催となった。浦賀奉行所やペリー来航などの歴史に彩られた豊かな風景を楽しんだ。
海道ウォークは、三浦半島の活性化を目的に県や横須賀市、京浜急行電鉄、かながわ信用金庫、湘南信用金庫などでつくる実行委員会が2013年に始めた。
今回は当初、浦賀奉行所の開設300周年に合わせて20年、浦賀や久里浜エリアで実施予定だったが、コロナ禍で2年連続で延期されていた。
コースは約12キロと約5キロの2つ。それぞれ三浦海岸とペリー公園(横須賀市久里浜)を出発し、ゴールは浦賀ドック隣の浦賀コミュニティ広場。参加者は途中、砂浜に下りたり、集合写真を撮ったりしながら歩いていた。
横浜市鶴見区から参加した会社員の佐藤健さん(56)は「12キロを3時間弱で歩いた。波音も聞こえ、とても気持ちよかった」と振り返った。
東京都大田区の会社役員の森賢嗣さん(60)と妻の典子さん(60)は京急線車内の中づり広告を見て参加した。「初めて来たが、海が透き通っていて、とてもきれいだった。また、訪れたい」と話していた。