県内転々、2日間で計3回…74歳女性、150万円だまし取られる 孫の慰謝料名目で「弁護士のおい」に

川口署=埼玉県川口市西青木

 15日午前10時5分ごろ、埼玉県川口市の無職女性(74)が「現金150万円をだまし取られた」と川口署に届け出た。

 同署によると、12日午後8時半ごろから数回、別居する孫を装う男らから「女性を妊娠させてしまった。女性の夫とトラブルになり慰謝料500万円を請求されている」「50万円くらい貸してくれないか。弁護士のおいと待ち合わせて渡してほしい」などと電話があった。

 女性は13~14日、春日部やさいたま、川越市内の駅付近の路上などで3回にわたって計150万円を手渡した。男はいずれも20代で身長約180センチの痩せ形。白いTシャツに明るい色のズボン、黒いポーチかリュックサックを持っていた。

© 株式会社埼玉新聞社