長崎県内などの陸海空の自衛隊が22日、自衛隊記念日(11月1日)にちなみ、大村市中心部を行進した。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。隊員の使命の自覚と士気の高揚、市民の理解促進が目的。陸自は大村市の大村、竹松、佐世保市の相浦各駐屯地などから、海自は大村航空基地、空自は五島市の福江島分屯基地から隊員計約300人が参加した。
JR大村駅近くの市道約500メートルを通行止めにして約40分間実施。銃を持った隊員や、ミサイル防衛を担う03式中距離地対空誘導弾(中SAM)の発射装置車など車両76台が行進した。陸自相浦の水陸機動団の水陸両用車AAV7が初参加した。ヘリコプター4機も飛行。多くの市民らが詰めかけ、拍手を送ったり、撮影したりしていた。
一方、大村地区労などは約70人が近くの公園で抗議集会。「市民を威圧する軍事パレード」として中止を求めた。
水陸機動団の両用車初参加 陸海空自パレード 長崎・大村
- Published
- 2022/10/23 10:00 (JST)
- Updated
- 2022/10/23 11:13 (JST)
© 株式会社長崎新聞社