東京都の全国旅行支援でトラブル 小池都知事「準備は整っていた」

10月20日から始まった東京都の全国旅行支援は多くの申し込みが殺到する一方で、宿泊事業者の審査の遅れなどトラブルも起きています。東京都の小池知事は21日の定例会見で「準備は整っていた」と強調しました。

20日から始まった東京都の全国旅行支援「ただいま東京プラス」は初日から申し込みが殺到しました。その一方で開始初日は一部の宿泊事業者の審査が間に合わず、公式サイトも表示されないなどトラブルが相次ぎました。街の人からは「旅行代理店に行くしかなく、旅行代理店にも予約しないと受け付けないと言われた」(70代男性)、「主人が(インターネットで)予約していたが、すごくつながりにくかった。30分ぐらいは試行錯誤していたみたい。ただ、10万円ぐらいのところがクーポンなどを組み合わせて4万円ぐらいになった」(40代女性)、「ネットでサーバーが落ちたりするならちょっとやめようかなと思う」(20代女性)といった声も聞かれました。

ただ、東京都の小池知事は初日の20日、記者団からシステムの不具合や不備を問われると「最初は(トラブルが)幾つかあったが、いまは順調に進んでいる」という認識を示し、21日の定例会見でも記者から準備期間が適切だったのか問われると「準備はできていた」と強調しました。21日の会見で小池知事は「準備のめどがついたことにほかならない。秋のシーズンでもあり、早く楽しんでもらうよう、現場はいろいろと工夫をしてきたと承知している」と述べました。

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