「横浜マラソン」をデジタルで支援 NTT東、AIカメラ初導入 転倒者や混雑状況を監視

今回から全種目のゴールがパシフィコ横浜に統合される横浜マラソン=2019年11月撮影

 NTT東日本神奈川事業部(横浜市中区)は、30日に行われる「横浜マラソン2022」の運営をデジタル技術で支援する。専用のウェブサイトを立ち上げるほか、人工知能(AI)カメラを初めて導入。会場各所に設置して転倒者や混雑状況を監視、円滑な競技進行をサポートする。

 専用ウェブサイト「横浜マラソン ONLINE EXPO 2022」では、抽選で商品が当たるスタンプラリーを実施。大会に協賛するパートナー企業を紹介しながら、サイト全体の回遊性を高める仕組みも取り入れた。また、大会の見どころや、コースを動画などで紹介するコンテンツなども用意している。

 AIカメラは、コースの混雑状況の監視や転倒者の速やかな検知に向けて計7台、各救護所の活動状況を救護本部が遠隔で確認し、適切にフォローするために計14台を設置。大会当日に臨港パークで開催される「横浜マラソンフェスタ2022」では、AI転倒検知を体験できるブースも展示する。

© 株式会社神奈川新聞社