目撃例が少ない県東部で イシガケチョウの貴重な姿を捉える

数年前まで静岡県に生息していなかった「イシガケチョウ」が

今年、県内で急速に分布を拡大しチョウの愛好家などを驚かせています。

「イシガケチョウ」は、翅(はね)に石垣(いしがき)の様な黒い筋が走る

タテハチョウの仲間でもともと西日本に生息していました。

おととい、まだ目撃例がほとんどない静岡県東部でSBSのカメラが貴重な姿を捉えました。

<静岡県自然史博物館ネットワーク諏訪哲夫監事>

「東部はまだ目撃されたのが、ないことはないが非常に少ないので、芝川・富士宮市辺りも貴重な記録かと思う」

現在、国内で最も東の生息地が県東部とみられます。

<静岡県自然史博物館ネットワーク諏訪哲夫監事>

「まだ安倍川をあまり超えてはいないが、今後どんどん増えていく状況だろうと思う」

県自然史博物館ネットワークはきのうから静岡市の「ふじのくに地球環境史ミュージアム」で「イシガケチョウ」の分布に関するポスター発表しています。

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