[妙高市長選挙]新人2人が届け出、一騎打ちに・投開票は10月30日 人口減対応や「新図書館」建設などが争点・新潟

左から届け出順に城戸陽二氏=無新=、宮澤一照氏=無新=

 任期満了に伴う新潟県妙高市長選が23日告示され、いずれも無所属新人で、前市観光商工課長の城戸(きど)陽二氏(55)と、前市議の宮澤一照氏(56)の2氏が届け出た。5期目の今期限りで引退する現職の入村明市長(75)に代わる市政のかじ取り役を選ぶ選挙戦は一騎打ちとなった。投開票は30日。

 深刻化する人口減少への対応や、現市政が新井地域で計画している「新図書館等複合施設」建設の是非などが主な争点となる。

 入村氏の事実上の後継候補である城戸氏は、上町の市勤労者研修センター前で第一声を上げた。入村氏や支援を受ける自民党国会議員らを前に「多様化する市民の問題に対応するためには、市政の安定が第一だ。今の市政をさらに発展させる」と訴えた。

 宮澤氏は、高柳1の事務所前で第一声。「現市政はハコモノを増やす一方、人口増を諦めていた。人口を増やし、将来を守るために力を貸してほしい」と強調。旧妙高高原町長で市長選出馬経験のある岡山紘一郎氏らも駆け付け、マイクを握った。

 22日現在の選挙人名簿登録者数(有権者数)は2万6358人。

◇妙高市長選立候補者(届け出順)

城戸 陽二(きど・ようじ)55 前市課長 無新

宮澤 一照(みやざわ・かずてる)56 前市議  無新

【城戸氏略歴】無職(市観光商工課長、スキー国体推進室長、建設課長補佐)田口。千葉大卒。

【宮澤氏略歴】会社役員(市議5期、市議会副議長、旅行会社社員)関山。青山学院大卒。

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