北川景子が「女神の教室~リーガル青春白書~」で月9初主演。新米教師役に挑戦!

北川景子が、フジテレビ系で2023年1月にスタートする連続ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(月曜午後9:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。2014年の「HERO 第2シリーズ」以来8年半ぶりの「月9」枠、そして、15年の「探偵の探偵」以来約7年半ぶりの同系ドラマ出演となる。

ドラマは、未来の法曹界を担う若者たちが通うロースクール(法科大学院)を舞台に、裁判官で実務家教員の主人公・柊木雫(北川)と彼女を取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら法曹界のあり方を問うリーガル&ロースクールエンターテインメント作。

柊木が「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、ロースクールで「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開。“司法試験合格”という目先のゴールばかりにとらわれるロースクールの現実に、新風を巻き起こしていく。裁判官という法曹界のエリートながら、感受性豊かで気さくさな、人間味あふれるキャラクターに扮(ふん)する北川は、「月9」作品初主演というメモリアル作で、経験したことのない役柄に挑戦する。

青南大学法科大学院の派遣教員として教壇に立つこととなった柊木は、裁判官という職業柄、エリートで完璧なタイプと思われがちだが、完璧とはほど遠い。トンカツが大好物だ。学生時代に父親が勤め先の町工場を解雇されたことで、原告側の家族として裁判に同席。その際に裁判官が原告一人一人の話に熱心に耳を傾ける姿に感銘を受け、自身も裁判官を志すようになる。大学卒業後はロースクールで法律を学び、東京地裁・刑事部の裁判官として活躍していた。学生時代の体験やロースクール時代の恩師との出会いから 、“人を知らなければいい法律家にはなれない”という信念を持ち、とことん人を知ろうとし、人と関わろうとする。しかしその信念があだとなり、月に30件・年に300件の裁判を受け持たなければならない中で、効率よく案件をこなせずにいた。

そんなある日、裁判所の所長から辞令を渡され、派遣教員としてロースクールへの勤務を命じられることに。だが、12年ぶりに訪れたロースクールでは、かつて自身が学んだような実務に通じる授業は行われず、司法試験の合格という目先のゴールのための授業ばかり。そんな現実に違和感を覚え、法曹界の未来をよりよくするために人と向き合い、見つめながら“人を知るため”の授業を始めていく。

北川は「まだ台本も出来上がっていない時期にお話をいただいたのですが、野田悠介プロデューサーとは『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』でご一緒していて、当時はお互いにまだ新米同士だったので、『えっ? あの野田さんですか?』というところから始まったんです(笑)。 最近はフジテレビの連続ドラマにあまり出演できていなくて、約7年ぶりになります。現場の顔ぶれも懐かしい方ばかりで、本当にどんな作品になるのか、まだ台本もないうちから楽しみでした」と心境を明かす。

また、「フジテレビのドラマには若い頃から毎年のように出演させていただいていたので、『月9の主演は初めてなんだ!』と意外に感じました。この伝統あるドラマ枠にまた出演させていただくことだけでもうれしいのに、主演をさせていただけて本当にうれしいです。野田さんや信頼している澤田(鎌作)監督、以前から知っているスタッフの方々と一緒に作っていけるので、荷が重いとかプレッシャーを感じることはありません。初めてご一緒するスタッフの方ばかりだったら、プレッシャーがあったかもしれませんが、今回はやはり楽しみとうれしさしかありません!」と喜びをにじませた。

さらに、本作はオリジナルドラマとなるが、脚本の印象について「リーガル作品はこれまでもたくさんありましたが、弁護士や裁判官、検察官を目指す人たちが通うロースクールを舞台にした作品はあまり見たことがないので、設定自体すごく新しいと思いました」と語り、役柄についても「私が今までにあまり演じたことのない、すごく真っすぐでピュアな、人のことをいろいろな角度から捉えることができるキャラクターで、それでいて少し頼りないところもある。生徒たちにしてみれば『この先生、大丈夫?』と、少し抜けている部分が危うく映ったらいいなと思います」と役イメージを膨らませている。

番組を手掛ける野田悠介プロデューサーは「“真相を解き明かせ! 真実は何か!?”。リーガルドラマでは弁護士や裁判官などはよく見るが、真実にたどり着く過程で彼らは何を考えているのか? 依頼人などを守るために、彼らはどういうことをしているのか? 法律って難しくて敬遠しがちですが、実は身近で私たちを守ってくれるもの。エリート集団だと思う人たちも多いとは思いますが、法律家がどのように法律を学んでいくのか。夢を追いかけたり、かなえたい目標に向かって突き進んでいく。そこを支える先生と生徒の成長は学園ドラマとしての魅力も兼ね備えています。毎話、柊木から投げかけられる課題に戸惑いながらも向き合っていく。そんな彼らの成長を視聴者の皆さまへ届けたいと思っています」と制作意図を述べる。

続けて、「北川景子さんが今まで演じたことのない、無駄に一生懸命で非効率的な女性。残念で頼りないところもあるけど、とことん前のめりで向き合う主人公・柊木雫。北川さんの凛(りん)としたイメージとは正反対の役柄を、どのように演じていただけるのだろうかとイメージしながら柊木雫を作り上げていきました。以前もご一緒させていただいて、もう一度絶対にお仕事をしたいと思っていたので、お受けしていただけて本当にうれしかったです! ロースクールで出会う癖のある先生たちと、個性豊かな生徒たちに囲まれて、先生としてどう成長していくのか? 学生たちに認めてもらえるのか? ロースクールのリアルな日常と先生と学生たちの成長を描くリーガル青春群像劇を、どうぞお楽しみに!」とアピールしている。

そして、北川は視聴者に向けてあらためて「裁判官としてのキャリアに誇りを持っていた柊木が、ロースクールに派遣されて職員になるところから始まります。裁判官になったとはいえ、何もかもをうまくこなしてきたわけではない柊木が、さまざまなことに向き合って奮闘していく物語なので、皆さんにも共感いただけることが多いのではないでしょうか。学生目線でいえば、夢を追いかけることの苦悩などにも共感いただけると思います」と見どころを伝え、「リーガル作品ですが、ハッ!としたり、いつの間にか引き込まれたりと、気軽に見ていただける作品になればうれしいです。コメディーのような部分と、人の真髄をついているドラマ性のバランスをうまくとれるように頑張りますので、ぜひご覧ください!」と意気込みを語っている。

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