自衛隊パレードに2万人詰め掛け…戦車、F15戦闘機をパシャリ 福井市のフェニックス通りで4年ぶり開催

多くの人が見守る中、フェニックス通りをパレードする自衛隊車両=10月23日、福井県福井市大手3丁目

 陸海空自衛隊の「福井市中パレード」が10月23日、福井県福井市中心部の通称フェニックス通りであった。鯖江駐屯地(福井県鯖江市)をはじめ石川、滋賀など6府県から10部隊約150人が集まり、戦闘機の飛行や車両と徒歩部隊の行進が行われた。

 自衛隊活動への理解を深めてもらおうと、福井県防衛協会などでつくる実行委員会が主催。9回目の今年は4年ぶりにフェニックス通りで行い、福井地方裁判所前から大名町交差点までの区間には大勢の観衆が詰めかけ、約2万人(主催者発表)がパレードを見守った。

 舞鶴音楽隊の演奏に合わせ、陸自の第14普通科連隊(石川県金沢市)などの徒歩部隊が隊列を組んで堂々と行進。8月に福井県内を襲った大雨災害で出動した鯖江駐屯地の車両や、第10戦車大隊(滋賀県高島市)の戦車も登場した。上空では空自小松基地(石川県小松市)のF15戦闘機などが飛び、カメラで撮影する人の姿が多く見られた。

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 福井市中央公園では、自衛隊車両や装備品の展示もあった。

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