東京経済大学ニュース Vol.27

2022年10月21日

東京経済大学ニュ―ス Vol.27東京経済大学 公式サイト:https://www.tku.ac.jp/

特集

【東京経済大学・工学院大学共催】トークセッション連続開催 1回「それぞれのルーツから未来へ 大倉喜八郎と渡邊洪基」 ワードクラウドを活用したインスタレーションも上映 10月から12月にかけて計3回を予定~

2020年5月に包括的な法人連携協定を締結した東京経済大学と工学院大学が、双方の大学の創立の歴史を振り返り、現在と未来を共有するトークセッションを開催します。

計3回開催する本セッションは、両校の創立記念日がある10月に第1回講演を工学院大学にて実施。11月11 日(金)東京経済大学にて第2回、12月に第3回を実施します。第1回講演は、東京経済大学の前身である大倉商業学校の創立者で工学院大学の前身・工手學校創立の委員でもある大倉喜八郎と、工手學校創立者で大倉商業学校の校長を務めた渡邊洪基について、あまり知られていない彼らの素顔に迫りながら学校創立を紐解き、現在の東京経済大学と工学院大学に受け継がれるスピリットと今後の将来像を語ります。

また会場内キネティックウォールを活用したインスタレーションの上映も予定しています。現在、両大学で研究されている内容や創立者の言葉などを、ワードクラウドを活用したインスタレーションで表現。理系の技術と文系のデザインディレクションで実現しました。

大倉喜八郎渡邊洪基

インスタレーション

東経大インフォメーション

Information 1

地元・国分寺産ブルーベリーを使用した「ぶんぶんキャラべリー」発売

経営学部 小木ゼミとJAむさしの産学連携により実現

本学経営学部 小木紀親教授のゼミナールとJAむさしが共同で開発を行った、地元・国分寺産のブルーベリージャムを使用したキャラメル「ぶんぶんキャラベリー」を、10月29日(土)~30日(日)に開催する大学祭「葵祭(あおいさい)」の模擬店スペースで販売します。

小木ゼミナールは社会課題に取り組む団体や地元企業とコラボレーションし、これまでさまざまな活動を行ってきましたが、今回は生産から販売、購入に至るまで、商品に係わる全ての人との繋がりを大切にしたいという思いから、この活動を「コネクトプロジェクト」と命名。地元である国分寺の魅力に触れ、より国分寺を好きになってもらうこと、そして国分寺の農産物「こくベジ」をより多くの方に知っていただき地域が活性化するきっかけとなるよう開発を行いました。

「ぶんぶんキャラベリー」はブルーベリーヨーグルト味とブルーベリー味のアソートで、3,000箱を生産しました。3年ぶりの対面開催となる「葵祭」では「ぶんぶんキャラベリー」のほか、原材料として開発したジャム(900円)も50個限定で販売。さらに小木ゼミナールでは「こくベジ」をテーマとし、地元産のじゃがいもを使用した「じゃがバター」も販売します。

Information 2

「秋季ミニオープンキャンパス」を第123回「葵祭」と同時開催

1029日(土)~30日(日)開催。大学祭「葵祭(あおいさい)」は3年ぶりの対面開催

東京経済大学は2022年10月29日(土)~30日(日)の2日間、「秋季ミニオープンキャンパス」を来場型で開催し、大学紹介や学生発表、キャンパスツアー、そして個別相談を事前予約制で実施します。

また、この日程には“葵想天外”をキャッチフレーズとする第123回大学祭「葵祭」が開催されています。学内には学生団体による模擬店が出店されるほか、ゼミやサークルによる展示コーナーを設置。日頃の活動成果として、ポスターや作品なども披露されキャンパスライフの楽しさも体感できます。

Information 3

大学食堂の全メニュー価格を30%引きで提供開始

東京経済大学は、コロナ禍で経済的に困窮する学生を支援するため、当面の間、東京経済大学生活協同組合(以下、生協)が運営する大学食堂の全メニューと弁当を30%引きの価格※で提供します。

長引くコロナ禍や世界経済の変動による生活用品や食材、外食産業等などの価格高騰によって、食費を切り詰めざるを得ない学生が散見されます。本学では大学食堂と大学食堂が販売する弁当の値引きという直接的な経済的支援を行い、学生たちが健全な学生生活を送れるようサポートを行います。

大学食堂のすべての利用者に対して30%値引きが適用されます。生協が提供する全メニューおよび大学食堂が販売を行う弁当全品が対象で購買部の生協調理以外のお弁当は対象外です。

※本取り組み以前のメニュー価格に対する値上げは行われていません。

補助後の価格が表示されたメニューボード

Information 4

【聴衆募集】全国初の試み「全国シニア大学院生研究大会」

1119日(土)、全国のシニア大学院生が研究成果を発表

東京経済大学大学院は、11月19日(土)に全国のシニア大学院生が研究成果を発表し交流を図る場として、全国シニア大学院生研究大会を開催します。本学大学院は、2006年に全国初となる「シニア大学院制度」を導入して以降、これまで50名以上の修了生を輩出し、社会人経験を経た後の学びとして研究活動支援を行ってきました。現在、全国の大学で「シニア大学院制度」と同様の取組みが広まり、多くのシニア大学院生が研究活動を行う一方で、シニア大学院生同士が研究交流できる機会は多くありません。

各大学院の枠を超えた交流によって、各人の研究テーマや研究手法について相互に知ることで、より一層研究への意欲が高まる契機になることをめざしています。

Information 5

「日本の地名にちなんだ初の地質年代 『チバニアン』 の誕生」

大倉記念学芸振興会・学術講演会を115日(土)に開催

東京経済大学では11月5日(土)、大倉喜八郎記念東京経済大学学術芸術 振興会の学術講演会として、日本地質学会会長の岡田誠氏(茨城大学教授)による「日本の地名にちなんだ初の地質時代『チバニアン』の誕生」を開催します。

約46億年におよぶ地球の歴史は、地層に残された痕跡から116の地質年代に区分されており、各地質年代の始まりの痕跡が世界で最もよく残されている地層がその年代の基準(GSSP)として選ばれます。本講演会では、そうした地質年代の1つである中期更新世(約77.4万年前〜12.9万年前)の基準として2020年に選ばれ、千葉県市原市の地名にちなみ「チバニアン期」と名付けられた地層の類い希な特徴について分かりやすく解説します。

Information 6

地域再生と自治の相関に関する国際シンポジウム開催

「地域の物語」の再生 ―公共圏・風景・ガバナンスから考える― 1126日(土)開催

東京経済大学学術研究センターでは、11月26日(土)に「地域再生と自治の相関に関する国際シンポジウム『地域の物語』の再生―公共圏・風景・ガバナンスから考える―」を開催します。

本シンポジウムでは、少子高齢化と人口減少というメガトレンドの中で様々な課題に直面する地域社会と基礎自治体(市区町村)を念頭に、その持続可能性と活性化を左右する根本条件は「地域の物語」の再生にあるのではないかと想定し、公共圏、風景、ガバナンスの3つを考察の糸口としてそれらの今後のあり方を考察します。その際、国内各地の先進的な事例とともに、ドイツを中心にEU諸国における自治の取り組みを手がかりとします。