九州高校野球 長崎日大が準々決勝へ 文徳に4-3

【1回戦、文徳-長崎日大】6回裏長崎日大2死一、二塁、松本が左中間へ勝ち越し打を放って雄たけびを上げる=タピックスタジアム名護

 第151回九州地区高校野球大会第1日は23日、沖縄県名護市のタピックスタジアム名護などで1回戦4試合が行われ、長崎県勢は県大会優勝の長崎日大が文徳(熊本)に4-3で競り勝って8強入りした。
 来春の選抜大会(甲子園)出場校を選ぶための重要資料となる大会。九州からの出場枠は4で、今大会で4強以上に入れば出場が有力となる。
 長崎日大は二回に記録に残らないミスから2点を先行されたが、三回2死から下坂、平尾、坂本の3連打で1点差に迫ると、六回に2点を奪って逆転に成功。1死二塁から豊田が左中間適時二塁打、2死一、二塁から松本が左中間適時打を放った。
 長崎日大は八回にも豊田が中越え三塁打を放ち、相手守備がもたつく間に一気に本塁を陥れて4-2。九回にソロ本塁打で追い上げられ、なおも2死一、二塁から左前打を浴びたが、左翼坂本がノーバウンドのストライク送球で本塁捕殺した。
 このほか、東福岡は宮崎商を7-0の七回コールドで退け、大分商は神村学園(鹿児島)に10-0で六回コールド勝ち。日本ウェルネス(沖縄)は佐賀北を6-2で下して長崎日大との準々決勝へ駒を進めた。
 第2日は24日、同球場などで1回戦残り4試合を実施。長崎県勢は第2代表の海星が沖縄市のコザしんきんスタジアムの第2試合(13時)で東海大熊本星翔と対戦する。


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