ALCSのMVPはアストロズ・ペーニャ 第4戦では貴重な同点3ラン

日本時間10月24日、アストロズはリーグ優勝決定シリーズ第4戦でヤンキースを相手に6対5で逆転勝利を収め、4連勝で2年連続5度目のリーグ優勝を決めた。リーグ優勝決定シリーズのMVPには25歳の新人遊撃手、ジェレミー・ペーニャが選出。第4戦の3回表にひと振りで試合を振り出しに戻す同点3ランを放つなど、全4試合に出場して打率.353(17打数6安打)、2二塁打、2本塁打、4打点、OPS1.177の好成績をマーク。遊撃の守備でも随所に好プレーを見せた。

今季のアストロズは昨季まで不動の正遊撃手として活躍したカルロス・コレアがFAでツインズへ移籍し、新人のペーニャを遊撃のレギュラーに据えて開幕を迎えた。すると、ペーニャは136試合に出場して打率.253、22本塁打、63打点、11盗塁、OPS.715をマーク。守備面では19失策を喫しながらも守備防御点15を記録してゴールドグラブ賞のファイナリストに名を連ねるなど、攻守両面で粗削りなところを見せながらもレギュラー抜擢の期待に応える働きを見せた。

ポストシーズンに入ってからも活躍を続けており、マリナーズとの地区シリーズ第3戦で延長18回表に決勝アーチを放つなど、ここまで全7試合に出場して打率.303(33打数10安打)、3二塁打、3本塁打、5打点、OPS.991の好成績をマーク。リードオフマンのホセ・アルトゥーベがなかなか波に乗れないなか、2番打者として見事な活躍を見せている。

ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズでMVPが選出されるが、メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、新人がMVPに選ばれるのはペーニャが史上6人目となった。

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