
日本電産が24日発表した2022年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比24.2%増の1兆1307億円、純利益が30.1%増の866億円となり、いずれも過去最高を更新した。為替相場の円安が寄与した。
電気自動車(EV)向けモーター「イーアクスル」の増収による車載事業の好調もけん引した。
23年3月期の連結業績予想は、売上高、純利益とも従来予想を据え置いた。
また、日本電産は、自己株式の取得を巡る不適切な処理の疑いを指摘した東洋経済新報社の7日付の報道が「名誉を毀損した」として、同社に損害賠償と謝罪広告などを求める訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。