三菱電機、産業用機器値上げ 来年2月から、最大20%

三菱電機のロゴ=2019年12月、東京都江東区

 三菱電機は24日、生産設備を構成する産業用機器の一部の価格を来年2月1日受注分から10~20%引き上げると発表した。脱炭素やエネルギー危機を背景に、主要素材の価格や物流費が上昇しているため。生産設備の価格が上がり、企業の製造コストの増大につながる可能性がある。

 価格を上げるのは産業用ロボットなど10製品。主な素材である銅やアルミニウム、樹脂の価格が2年前と比べて2~3倍に上昇し、現行価格の維持が難しくなったと説明している。

 三菱電機による産業用機器の価格引き上げは、今年4月に別の製品を改定して以来となる。

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