宮﨑あおいが朝ドラ「らんまん」の語りに決定! 神木隆之介&浜辺美波はロケ地の高知県を表敬訪問

宮﨑あおいが、NHKで2023年度前期放送の連続テレビ小説「らんまん」(日時未定)の語りを務めることが分かった。

神木隆之介が主人公、浜辺美波がヒロインを務める本作は、日本の植物学の父・牧野富太郎をモデルにした物語。明治維新から激動の大正・昭和そして未曾有の敗戦を迎えた日本が舞台となる。混乱の時代の渦中で、ただひたすら愛する草花と向き合い、明るいまなざしで生命の多様性を肯定し続けた富太郎の人生を基に、「日本独自の植物図鑑を編纂(へんさん)する」という夢に向かって突き進んでいく、1人の植物学者・槙野万太郎(神木)の波瀾(はらん)万丈の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描いていく。

宮﨑は、連続テレビ小説「純情きらり」(2006年前期)の有森桜子役でヒロインを務め、「あさが来た」(15年後期)では、主人公・あさ(波瑠)の姉であるはつ役を演じており、「私にとって、朝ドラでの出会いや経験は今でも何年たってもずっと特別なものです。このような形でまた朝ドラに関わることができて、とてもうれしいです」と喜びを伝える。

続けて「神木さん、浜辺さんもこれまでたくさんの現場で素晴らしい経験をされていると思いますが、約1年間役を背負って生きるという朝ドラならではの体験は、きっと今まで味わったことのない特別な日々になると思います。スタッフ、キャストの方との深いつながりや見てくださる方からいただく温かい応援は何よりのパワーになると思います。宝物のような時間になること間違いなしなので思いっきり楽しんでください」と神木、浜辺にエールをおくり、「私も、語りという立場で、作品の力になれるように頑張りたいと思います」と意気込んでいる。

また、10月17日より高知県内でのロケが始まり、神木と浜辺が県内各地のゆかりの地を訪ねた。2人は、主人公のモデル・牧野富太郎ゆかりの地、横倉山(越知町)や名教館・牧野公園(佐川町)を訪問。高知県庁では2人から視察の感想、神木はクランクインの報告、浜辺は収録に向けた意気込みなどが語られた。その後、高知県立牧野植物園を訪ね、牧野富太郎ゆかりの植物に囲まれて「高知ロケクランクイン報告」の会見を行った。

10月19日に安芸市(の伊尾木洞)でのドラマ冒頭シーンの撮影でクランクインした神木。「これから勝負の1年が始まるという気持ちです。自分にとって朝ドラへの出演はプレッシャーでもありますが、撮影が始まったことで、決意が固まりました」と一層気合が入った様子。

そして、「高知は、過去の出演作でも訪れたことがありますが、またこうやって来ることができて幸せです。今朝、牧野公園の牧野富太郎さんのお墓を訪れましたが、実は夏にも足運び、お墓参りをさせていただきました。改めて、『これから、見守っていただければうれしいです』とごあいさつをしました」と打ち明け、「牧野富太郎さんは、笑顔がすてきで明るい方。そんな魅力的な人間性や植物への思いなど、しっかりと演じられればと思います」と意気込みを述べた。

クランクイン前の浜辺は「私は今回初めて高知に来ました。タクシーの運転手さんが優しくしてくださったり、夕飯を食べに行ったお店の方も料理の説明を丁寧にしてくださったり、高知の皆さんの人柄に感動しています」と感想を伝え、「今日、展示で見た牧野先生と寿衛さんの笑顔の写真がすてきで、牧野先生は寿衛さんのことがとても好きだったのかなと見ながら考えていました。明るく笑顔をお届けできるようなドラマになるよう、神木さんと一緒に自分自身も楽しんで撮影に励んでいきたいと思います」と意欲をにじませた。

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