JJPバイオロジクス:欧州委員会がJJP-1212を希少疾病用医薬品に指定

線状IgA水疱性皮膚症の治療に向けた抗CD89アンタゴニストを開発へ

ポーランド・ワルシャワ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 個別化医療へのアプローチのための専有的なバイオ医薬品の開発を専門とする企業であるJJPバイオロジクスは、当社製品候補のJJP-1212について、線状IgA水疱性皮膚症(LABD)を治療するための希少疾病用医薬品指定申請が欧州委員会により承認されたと発表しました。欧州委員会は、欧州医薬品庁の勧告を受け、in vitroおよびin vivoの非臨床データに基づいて、JJP-1212による本疾患の治療意図によって希少疾病用医薬品指定が正当化されることを確認しました。これらのデータは、皮膚基底膜領域への顆粒球流入の減少および炎症性バイオマーカーの減少を示しており、LABDにおける皮膚水疱形成の病因の主要な要素に対処できることになります。

LABDは、慢性の衰弱性疾患で、失明や水疱形成をもたらす場合があります。さらに、欧州連合でLABDに対して承認された市販の治療薬は現時点でありません。欧州委員会は、申請日現在、LABDは欧州連合で1万人に約0.3人が罹患する可能性があることを確認しています。

JJPバイオロジクスの最高科学責任者(CSO)であるルイス・ブーンは、次のように述べています。「EMAによるJJP-1212の希少疾病用医薬品指定は、JJPバイオロジクスが科学およびビジネスの面で行った選択が正しいことを立証するものです。JJP-1212は、IgA-CD89相互作用に拮抗することにより、LABDの中心的な機構を標的とすることが確認されました。当社は、現時点で未充足ニーズが存在するこの極めてまれな皮膚疾患に苦しむ患者に対し、新規治療薬候補を提供できることを大変うれしく思います。」

JJPバイオロジクスの最高執行責任者(COO)であるPaweł Szczepańskiは、次のように述べています。「本剤が希少疾病用医薬品に分類されることで、当局より科学的助言とプロトコル支援を得ることができます。また欧州委員会のこの決定は、臨床開発のスケジュールを大幅に簡素化する効果もあります。当社は、この決定を患者への迅速な治療薬の提供につなげる責任を感じています。」

JJPバイオロジクスについて

JJPバイオロジクスは、治療の個別化を実現するコンパニオン診断薬を伴う専有的なバイオ医薬品の開発を専門とするバイオテクノロジー企業です。JJPバイオロジクスは、自社製品候補の開発だけではなく、科学研究パートナーと協力して実施するプロジェクトも追求する民間出資バイオテクノロジー企業です。当社のプログラムは、自己免疫疾患やがんに適用される一般的な免疫経路を標的としています。JJPバイオロジクスは現在、最先端のJJP-1212プログラムや、がん免疫療法向けの抗CD270プログラムなど、さまざまなプログラムを有しています。https://jjpbiologics.com/

JJPバイオロジクスは、公開文献および関連するEUデータベース(リスト項目)の系統的レビューを実施しました。

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