「都会なのに1年中、イチゴ狩りができる!?」。カフェ併設の都心型農場「清川テラス Cafe+」が福岡市中央区清川に誕生

天神ビッグバンの基点である天神四つ角から南へ約1.5キロ地点にある清川。大通り沿いにオフィスビルやショッピング施設が軒を連ねる一方、一歩路地裏に入ると、マンションが立ち並ぶ閑静な住宅街です。このような清川の地に1年中イチゴ狩りを可能としたカフェ併設の都市型農場が10月16日、オープンしました。

イチゴなどを無添加・無農薬で栽培、カフェでメニュー提供

カフェの営業時間は10:00~19:00 (月~土)、定休日は日曜日・祝日、席数は16 席。
場所は住吉通り南側エリア、焼肉店のスタミナ亭の斜め向かい。

都市での農業体験も可能な清川テラス Cafe+が入居する3階建ての建物には、株式会社 Food Craft Japanの親会社である、インターネット事業やシステム開発事業などを手掛ける株式会社ハコブネ(同 森淳社長)が本社事務所を構える。

「IoT技術により室内の温度・湿度や水分など作物の栽培状態を検証、管理。室内栽培ユニットを空きフロアを抱えるオフィスビルや遊休化した倉庫・工場などの再活用としての導入支援をしております」とするFood Craft Japanでは、スマートアグリサービスとして提供する清川テラス Cafe+の外観をイチゴ柄をデザインしており、「年間を通じてイチゴの水耕栽培をしており、都会なのに1年中イチゴ狩りが可能」という。

同施設に関しては、10月6日付で福岡県から「都心型農場の農作物直営店・併設カフェ運営による顧客開拓と売上向上」とする経営革新計画の承認を得ている。

IT企業が八女市や台湾でスマートアグリ事業を展開

画像提供:Food Craft Japan
スマートフォンやタブレット向けのアプリケーション開発やシステム開発、Webサイト制作を手掛けるハコブネは、プロダクト事業としてスマートアグリサービスにも取り組んでいる。
同社は現在、福岡県八女市の廃校になった小学校跡と台湾・桃園において、IT技術を用いて室内で温度や水分を管理する完全閉鎖型の水耕栽培を手掛ける。

ハコブネでは、「異常気象、後継者不足におけるノウハウの伝承、自然災害、流通、国内自給給率、価格競争、健康被害、安全安心などに直面する中、未来の農業のあり方を考えて、次世代が農業で活躍できる取り組みとして『未来農業ラボ』の農場を立ちい上げて、八女市と台湾に開設してます」としている。
なお、同社の社名であるハコブネは、ノアの箱舟に由来する。

施設概要

名 称/清川テラス Cafe+
開設日/2022年 10 月 16 日(日)
所在地/〒810-0005 福岡市中央区清川 1-12-4
営業時間/月~土 10:00~19:00 (最終受付 18:00)
定休日/日・祝 席数 : 16 席
運営会社/株式会社Food Craft Japan
代表者/代表取締役 森淳
事業内容/水耕栽培、カフェ事業
URL: https://food-craft.jp

参照サイト

室内栽培とカフェが融合した店舗「清川テラスCafe+」10月16日(日)オープン

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