【香港共同】香港政府教育局は24日、来年から新たに幼稚園の先生や小中高校の教師になる人に中国の習近平指導部が民主派を排除する目的で導入した香港国家安全維持法(国安法)の試験を課し、合格を勤務の必須条件にすると発表した。同日、全学校に通達した。
教育局の担当者によると、試験は「基本法および国安法」。1回目を12月上旬に行う。香港政府が制定を目指す、中国への反逆などを罰する国家安全条例の根拠となる香港基本法(憲法に相当)についても試験する。
試験は選択式で、20問のうち10問以上正解で合格となる。転任する場合にも合格の成績が必要だとした。